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ItamiWorks 同人誌 (22冊) Kindle版

2009年10月8日

『紅茶が香る一つの閑話』裏話

どうも、さぬいゆうです。今回の制作話は約一年前の作品になります。

『紅茶が香る一つの閑話』

伊丹氏と共同で作品を作り始めて、10ヶ月ほど経ったある日、そういえばまだ一度も少年漫画っぽいのを描いていないということになって用意した作品です。

当初からウェブ漫画として無料で公開しようという予定でした。

元々は12Pの掌篇話で魔物とか変な眼とかそういうのは一切無い話で、紅茶のウンチクをひたすら喋るだけの話だったのですが、少年漫画化に当たり、それ系の 要素を詰め込んで――でも、ヒロインがパズル好きという設定は伊丹氏の案だったような。伊丹氏がパズルの本持っていたので……うろ覚えですが。

ただはっきり覚えているのは、妖孤の尻尾抜いて武器にしちゃうのは伊丹氏の仕業です。主人公の必殺技で悩んでいたところ、伊丹氏が尻尾抜いちゃえっとかいうので――でも結構気に入っています。クールなヒロインが恥ずかしがるのは良いものです。


恐れ多くも清少納言を出したのは、パズル好き→タングラムをよくやる→タングラムによく似た智慧の板は平安時代にはあった→清少納言!といった安易な結びつ きからです。しかも、清少納言は人と違った物の見方をしていた。じゃあ、あの変な眼を持っていたことにしよう!――と、まあ、こんな感じです。

この『紅茶が香る一つの閑話』は公開直後から多数のメールやコメントを頂き大変ありがたい限りの作品です。励みになりました。

次回は折りを見て『記憶の図書館』の制作話を載せたいと思います。