一年は短いもので2009年の最後を締めくくった同人誌が『クッキースナイパー』です。
初出は2009年12月31日のコミックマーケット77になります。
この作品、ネームは9月にできて、11月のピクシブマーケットで発表する予定でしたが、スケジュールの調整が付かずお蔵入りになりました。
一生日の目をみることはないだろうなと思っていた矢先、諸々の事情で本来のコミケ77新刊『押入れの中の死神』をやめることになり、そのとき代原として浮上したのが『クッキースナイパー』です。
この『クッキースナイパー』は伊丹氏が描いた女子高生がスナイプガンを持ったイラストを元に話を脹らませてみた作品です。
そして意外なことに『メガネが紡ぐ青い糸』以来の男キャラが出てきます。しかもわんさかと。さらに男主人公は初です。
読んだ方は周知の通りですが、表紙から読み解くと、闇家業に身を置く女子高生の話と思いきや、歯クソ菓子と自販機を巡る話になってしまいました。ハードボイルドなガンアクションを期待した方には本当に申し訳無いです……。あと漫画のページ数も前回と同じく10Pになってしまいこれもまた申し訳無い感じです。
いや、もう、短い漫画ばかりというのも創作サークルとして軟弱だろ!と叱られそうですが、どんどん漫画ページが短くなるそんな2009年でした。
次回は2010年最初の同人誌『手渡しバレンタイン』の裏話を載せる予定です。