2010年3月30日
『はーい、コミスタ漫研部ザッツライト!』裏話
あれは確か11月頃にちょうど『記憶の図書館』の制作に取りかかろうとしていたときです。コミスタ講座漫画の連載企画があるのだけど打ち合わせしませんかといったメールでした。
今回はそのメールが元で始まり、昨年約一年間連載してきた『はーい、コミスタ漫研部ザッツライト!』の裏話です。
上のロゴは実際に使われたものの元となったデザイン。
公開期間はいつまでか確認はしていませんが、株式会社セルシスの公式サイトComicStudio.net上にて2010年3月現在も公開中です。
左からメガネ『安祈世さしゃ』、ノッポ『御所川原ふじ』、ツッパリ『ウィジックちなつ』、サムライ『柳玉きざし』、ハナジ『陸奥かおり』です。感づいた方はわかるとおり、この作品の登場人物の姓名はすべてリンゴの品種名から取っています。
途中、第九話で当時同じくコミスタの講座漫画『描け!コミスタ物語』を連載中の真希ナルセさんのキャラであるフランツをゲストに話を進めましたが、これは真希ナルセさんがタイトルバックにサムライの衣裳をまとったアイネちゃんを出したのを見て面白いなぁと勢いで出してしまいました。
後になって、もう少し可愛らしく登場させないと失礼だったのではと思ったりも……すみません!
連載中に気づいたんですが、どうもハナジとツッパリの髪型のシルエットが似ているせいか良く被るということで、伊丹氏は毎回試行錯誤していました。
ツッパリの髪型は出てくるたびに変わっていったのはそのためです。
最後はなんだか散髪失敗!って感じの髪型になってしまいましたが(笑
でも、ツッパリのセーラー服の変わりにパーカーの案を出した伊丹氏のデザインは気に入っています。
ツッパリの設定とかいろいろあったんですけどね。外国人でありながら茶道を極めんとする父を持つ貧乏一家とか、ノッポはバスケ部と掛け持ちしているとか、メガネは理研に入り浸ってるとか、サムライの兜をしている理由etc...etc....
今読み返すと、もう少し各キャラのエピソードを盛り込んどけばよかったなぁとかいろいろ後悔することが多い作品ですが、取りこぼしてしまったストーリーは今後、別の形で発表・活用できれば良いかなと思ってます。
この第一話のネームからPDFを採用し、第7話からネームの構成を変え、作画もどんどんマッシュアップしていった、この『はーい、コミスタ漫研部ザッツライト!』はまさに一年間の試行錯誤の縮図といっても過言ではないです。本当に思い出深い。
さて、次回は折りを見て『サラダロケット』の裏話を載せる予定です。
登録:
投稿 (Atom)