今更になってしまいましたが、明けましておめでとうございます。
さぬいゆうです。
そう――あれは2009年5月、意外にも一年ぶりの参加となったコミティア。
その時の新刊『お姉ちゃんと一つ屋根の下』のお話です。
この作品から、PDFでネームを伊丹氏に確認して貰ってます。
今までは紙にプリントアウトしてたのですが、コミスタ4からPDF書き出しができることを知って採用しました。紙代とトナー代も節約できますしね。
今作の登場人物は元々ケータイコミック(有料)で書いた演者です。今でもこれダウンロードはできるのかな。実はまだ一度も自分の漫画を携帯電話で拝見したことなったりします。
同人誌版は登場人物の続柄を除き、ケータイコミックとは違う書き下ろしの話です。
これを書いたとき、ちょっと落語にハマッてまして、台詞回しに落語的要素を取り入れて、今までと違うテンポで進めてみようとした実験作なのですが、はっきり言って見せた相手にはことごとくボロボロに言われるわで落ち込んだことを憶えています。
なぜボロを言われたのか、今読み返すとなんとなくわかるような気がします。
団子になってる吹き出し多いし、それで視線誘導を使って、読者を誘導しようと、生意気にも粋がってたんです。キメのコマも弱いし。
ただ、ボロをいろんな人から言われ――そのおかげで、また一から漫画を勉強する良い切っ掛けになりました。
これが無かったら、次回作『サラダロケット』は生まれなかったと思います。
ちなみにですが、作中出てくるジョージという世界男と、「早菱~」と呼んでる少女、これは次回作の主人公とヒロインだったのですが……あれ?そんな話の本、出してないな~(汗
この作品、おかげさまで去年の冬コミで完売致すことができました。有り難いことです。
いつもいつも思うのですが、本当に購入して下さる人には感謝しっぱなしです。特に今回の作品に関しては本当にもう……ありがとうございます!
私はこの作品は好きです。というか、こういう話は全般的に好きです。
次回は『サラダロケット』ではなく、少し寄り道をしまして、『はーい、コミスタ漫研部ザッツライト!』の裏話を載せたいと思います。