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2009年7月3日

『メガネが紡ぐ青い糸』裏話

おはようございます。さぬいゆうです。
さて、今回は予告通り『メガネが紡ぐ青い糸』の制作話をしたいと思います。
この作品は2008年2月10日の同人誌即売会コミティアが初出の、そしてItamiWorksの初めての同人誌となります。

元々これは2007年の10月くらいにふいっと頭の中に思い浮かんだのをネタ帳に書き連ねたものです。
その時の仮題は『近視の少女と遠視の少年の話。』で、あらすじはこうでした。
校庭の水飲み場で少年と少女は顔を洗っている。
(体育の後? 二人とも眼鏡は蛇口のすぐ上の台に置いている)
サッカーボールが飛んできて眼鏡に命中。眼鏡は2つとも壊れる。
初期構想では少年と少女の話でした。それが紆余曲折あり、女の子同士にした方が良いんじゃないかなってことになって、あの話に落ち着きました。
この作品のネームを切り出したのは、伊丹氏が『豆腐にまつわる、ある少女の話。』の下書きが終わる頃だったと思います。


この作品はすごく厳しいスケジュールの中で敢行していて、私の務めであるネームは12月に終わっていたのですが、『豆腐にまつわる――』の完成が一月の初め までずれ込んだおかげで、表紙を1月に入ってから描き始め、本文作画を3週間くらいで作らなければならず、特に伊丹氏が苦労していたのを覚えています。

そしてこれはひっ迫していたからなのか、もしくは私の絵が下手だったからなのか16Pの一番右下のコマ――あれはネームでは井村だったのですが、相沢さんになってしまってます。

それとボールをぶつけられた相沢さんは、その後おでこにガーゼをした状態で出るという設定などもありませんでした。

でも、すべて良い方向に変わったと思います。
特にガーゼをした相沢さん設定は、文字書きの私にはそういうビジュアル的な発想がなかったので下書きを見たとき、思わず感嘆を上げてしまいました。

おかげさまで、この作品は印刷所のねこのしっぽ様に綺麗に作っていただいたのもあってか、今現在で唯一の完売(絶版)同人誌になっています。
初めての同人誌にも関わらず、こんなに売れてびっくりしました。
買って頂いた方には感謝しきりっぱなしです。

さて、この作品の話はこれで終わりです。最後まで読んで頂いた方、ありがとうございます。
次は今度があれば折りを見て『無限階段の登り方』の制作話を載せたいと思います。